【SV S10 最終6位】自在キョジオーガ
①構築経緯
環境のトレンドが電磁波だったので状態異常に耐性があり単体性能の高いキョジオーン、キョジオーンが不利を取るサーフゴーに無類の強さを誇る炎オーガポンから構築を組み始めた。
この2体で不利を取るウーラオスやランドロス、ガブリアスなどの物理アタッカーにサイクル有利を取れる水ロトム。相手のサーフゴーやオーガポンにテラス込みで有利に戦えキョジオーンとも相性が良く、対面、スイープ、サイクルの全てを高水準に行えるノマテラ竜舞神速地震カイリュー。テラス無しで各種オーガポンやサーフゴー有利を取れ、初手置きが安定すると考えた襷カウンター悪ウーラオスを採用。
最後にチオンジェンやキョジオーンなどの受け系統に強めな身代わり瞑想ハバタクカミを採用していたが、後投げされるオーガポンに勝てない、同居するレッカドヒドにも勝てない、受けループにも安定して勝てなかったので岩テラスCブーストパワージェムくろまな滅びハバタクカミに最終日の朝5時に変更して最終日に臨んだ。
②コンセプト
・相手の構築に合わせて柔軟な選出をする
・キョジオーン
③個体紹介
キョジオーン@残飯
テラスタイプ:フェアリー
特性:清めの塩
性格:腕白
実数値:207(252)-120-166(4+)-x-142(252)-55
技構成:しおづけ 鉄壁 守る 自己再生
<調整>
特になし
ヤバすぎpk。
構築にいるだけで相手の選出を歪ませることができ、選出すれば無対策な相手にはイージーウィン、メタを出してきた相手にもプレイングやTODによる無限の勝ち筋を追うことができる最強ポケモン。
技構成はしおづけ、守る、再生が最強すぎたので固定で最後には物理アタッカー相手に対し詰めを行える鉄壁を採用した。D振りは主にハバカミ意識で眼鏡以外には比較的安定して強く出れ、眼鏡に対しても特化でなければ漬け+守る+漬け+守るで対面勝つことができる。フェアリーテラスは鉢巻カイリューの逆鱗や鉢巻悪テラスパオジアンの砕くに耐性ができたり、剣舞スケショ地震ガブに対して鉄壁と合わせることでスケショを拒否しながら急所当たらないでお祈りゲームを仕掛けられたり、カイリューと合わせることで眼鏡イーユイを受けることができるのが強力であった。
オーガポン(炎)@竈門の面
テラスタイプ:炎
特性:型破り→面影宿し
性格:意地っ張り
実数値:187(252)-188(244+)-105(4)-x-117(4)-131(4)
<調整>
A-ほぼガチ特化
HD-C特化眼鏡カミのパワージェムを最高乱数切り耐え
C実数値162までのハバカミのシャドボ+ Dダウン後のシャドボを確定耐え
HB-A特化水テラス水ウーラオスの水流連打を75%で耐え
S-準速イダイトウ抜き
パワーヤバすぎpk。
現環境トップのポケモンであるハバカミ、サフゴ、悪テラス鉢巻以外のパオジアン、水ラオス、テツノツツミなどに強く出れるだけでなく超耐久ポケモンであるディンルーやヘイラッシャにも強いのが凄い。
Sをほとんど振らず耐久に回し、電光石火を採用することで対面性能が飛躍的に上がった。また水ウーラオスに対して下からウッドホーンで回復+上から電光石火でHPを半分以上残しながら突破できるなど強い動きがあった、と言いたいところだが偶に襷カウンターラオスにマジレスされて悲しくなった。
じゃれつくの枠は元々光合成だったがHBカイリュー+マントサフゴのような並びに安定して勝てなかったので最終日の朝5時にじゃれつくに変更した。結果想定した展開にはならなかったが再戦時にじゃれつくがないと思い込んでいるトドロクツキをたくさん轢き殺せてワロタ。
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
実数値:195(228)-204(252+)-115-x-120-104(28)
技構成: 神速 地震 竜舞 羽休め
<調整>
A-ガチ特化
S-+2で最速テツノツツミ抜き
H-余り
対面、スイープ、全抜き、サイクルなど何でもできる超ハイスペックpk。
ノーマルテラスにすることでキョジが苦手なマントサフゴやオーガポンにテラスと合わせて強く出れたり、キョジで相手の眼鏡カミに妖テラスを切らせて神速を通せたり、妖テラキョジと合わせて眼鏡イーユイを見れたり、羽休めによるTODができたりとキョジオーンと非常に相性が良かった。また対面選出をする際も竜の舞による全抜きや神速によるスイープが非常に強力だった。
厚底ブーツはキョジ+オーガポン+カイリューと並べると相手のステルスロックを猛烈に誘うためそこに裏目を突けることができた。
初めてノマテラ竜舞カイリューを使ってみたが本当に強すぎてマジで引くほどビックリした。
水ロトム@拘りスカーフ
テラスタイプ:鋼
特性:浮遊
性格:図太い
実数値:157(252)-x-140(4+)-125-127-138(252)
<調整>
H-振り切り
S-最速テツノツツミ抜き
B-カイリューなどの物理アタッカーを意識してb補正
ちょっと器用なpk。
主にキョジオーンと合わせてサイクルを回したり、トリックや鬼火から竜舞カイリューに繋ぐ起点作成、竜舞カイリューなどをはじめとする物理アタッカーのストッパー、眼鏡カミや鉢巻パオジアンにスカーフトリックすることによる火力の削ぎ落としからキョジオーンで受けるなど補助的役割をしてくれた。
テラスタイプは相手のカイリューを強く意識して浮遊と相性が良い鋼にした。ドロポンは打ちたい場面が基本的にボルチェンが通らない相手だったので命中安定技のイカサマを採用した。
ウーラオス(一撃)@気合の襷
テラスタイプ:悪
特性:不可視の拳
性格:意地っ張り
実数値:175-200(252+)-120-x-81(4)-149(252)
技構成:暗黒強打 インファイト カウンター 不意打ち
<調整>
特になし
対面の鬼。
初手置きされやすいハバカミ、各種オーガポン、ランドロス、イーユイ、ディンルー、ガブリアス、などほぼ全てのポケモンに対して微有利以上に戦うことができる。
悪ウーラオスは基本的に剣舞が採用されがちだが、カウンターを採用することで岩以外のオーガポンに対し打つことで不意択を回避しながら突破できたり、フェアリーテラバガブと1:1交換、襷水ウーラオスに先制技の同速勝負を仕掛けらる、相手の物理アタッカーのストッパーになることができる、など考慮されないカウンターはめちゃくちゃ強かった。このポケモンで崩しを行うことを意識しないなら剣舞ではなく対面性能が飛躍的に上がるカウンターを採用するといいと思う。
ただ相手の裏にテツノツツミがいると安易に不意打ちを押せないためそこだけ技選択のストレスがあったがそれを踏まえてもめちゃくちゃ強かった。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:岩
特性:古代活性
性格:控えめ
実数値:141(84)-x-97(172)-179(60+)-156(4)-179(188)
技構成:パワージェム 痛み分け 黒い眼差し 滅びの歌
<調整>
S -最速オーガポン抜き
C-Sと同値(Cブーストにするため)
HB-a4振りキョジオーンの塩漬けを身代わりが確定耐え(身代わり瞑想で使ってた時の名残り。この型には全く関係ない)
受け崩し枠。
元々Cブーストのムンフォショック身代わり瞑想で使っていたがキョジオーンと同居する炎オーガポンに勝てなかったりチオンジェンと同居するレッカドヒドに勝てない、受けループに安定して勝てなかったのでCブースト+岩テラス+パワージェムで炎オーガポンを破壊でき、黒眼滅びで受けポケに絶対勝てるこの型に最終日の朝5時に渋々変更した。
しかし完全な受けに対してはイージーウィンを取ることができるものの対面+キョジオーンのような並びには完全な選出択になってしまい朝8:30くらいに10位から潜った試合で最終3位の方のキョジドクガとあたり選出したが相手が出してこなかったので完全に腐ってしまった。
受け構築は一体の汎用性の欠片のないようなポケモンで対策するのではなく汎用性のある並びで対策するべきというのはわかっていたが他のポケモンの型を変えたくなかったのでこうなってしまった。反省ポイント高め。
④選出
対面×積み選出++
・・・初手悪ウーラオスで荒らしながら後発スカーフミトムで起点作成し竜舞カイリューで詰める。めちゃくちゃ強かった。
対面選出++
・・・相手の構築に合わせて初手にオーガポンか悪ウーラオスを置いてカイリューを後発から出す。どの3体も先制技を持っているので柔軟に選出順番を決められた。
サイクル選出++
・・・キョジオーンやミトムでサイクルを回しながら相手を疲弊させたあとカイリューを通したりキョジオーンで詰ませたりする。
攻めサイクル選出++or
・・・キョジカイリューやキョジミトムでサイクルを回しながらオーガポンの高火力を押し付ける。
対面×キョジオーン選出(oror)この中から2体+
・・・対面駒を先に2体展開して相手の崩し駒を潰したところにラス1キョジオーンで詰める。
パッと思いついたところこんな感じだが他にも色々な選出をした。
⑤結果
使用TN りょん-最終6位
⑥感想
今期は最終日家に帰宅してからほとんどランクマに潜っていて、最初の3時間くらいはずっと1桁から10位台にいたものの4時間くらい経過してから脳が溶け始めて一時期100位台まで落ちて撤退しようかマジで悩んでました笑
一旦2時間程休憩してその後朝5時から潜り始めたらちゃんと勝ててなんとか1桁に間に合うことができたのでとりあえず良かったです!このゲームはちゃんと考えながら選出やプレイをしないと勝てないと痛感したのでちゃんと脳を休めることは大事だと思いました。
構築の完成度に関しては自分特有の発想とかは特に組み込まれていないしプレイングが顕著に現れるかと言われると怪しいけど、相手の構築に選出をキチンと合わせれば勝てるみたいな構築にはなったので選出力の向上という意味では自分の成長に繋がった気がするので良かったのかなと思います。
来月は大事なテストがあって再来月も月末忙しいので次最終日ちゃんと潜れるのは年末とかになっちゃうかもしれないけどそのときはちゃん最終1位を目標に頑張りたいと思います。ここまでの閲覧ありがとうございました。なにか質問等あればコメントやTwitter等にお願いします。
⑦スペシャルサンクス
オーガポンを貸してくれたケチャワチャさん
Twitter URL↓